ピラニアの治癒力 

 ピラニアの治癒力はすごいです。ピラニア以外の一般の魚も含めて、魚は人が想像するより傷の回復力があると思いますが、ピラニアの場合は、混泳の際に目に見える外傷が付きやすいため、その回復力を目の辺りにすることができます。

ピラニアは、歯の特性、一発で相手の命を奪う危険性がありますから、基本は単独飼育。
しかし、狭い水槽で動きの無い単独飼育のピラニアを見ていると、ピラニアの混泳水槽を見たときには、それはもう刺激的な風景に映ります。実際、混泳の方が動き・泳ぎが見れますし、給餌の際の風景は、ピラニア飼育ならではの激しさも見れます。

 混泳を勧める訳ではありませんが、もし混泳をさせてピラニア傷ついた場合、どの程度の傷なら回復するのか、どのくらいの期間がかかるのかは気になると思います。
 ここでは、わたしのピラニアの事例を紹介します。紹介している日付付近の日記を見ていただければ、リアルタイムな情報が載っていると思います。




■事例1. ピラヤの尾ビレ、尻ビレ、体表の傷
■2007/07/31
ピラヤの尾ビレ、尻ビレ、体表の傷 ピラヤの尾ビレ、尻ビレ、体表の傷
ピラヤ5号(当時30cm)を新規に導入した直後、150cm水槽の他のピラヤにやられまくった様子。
150cm水槽から隔離する際は、一応体勢は真っ直ぐ維持できる力はありました。
実際の見た目はかなりエグイです。
この2日後は、泳ぐたびにナウシカの巨神兵のようにボロボロ皮膚が落ち、当日より見た目が痛々しいかったです・・・。

■2007/08/03
ピラヤの尾ビレ、尻ビレ、体表の傷 ピラヤの尾ビレ、尻ビレ、体表の傷
ケガから4日経過。
う〜ん、まだ日数が経っていないので、そう簡単に回復しないのは分かっているのですが・・・、状態が良いとは言えません。。。 まるでカラムナリス病にかかったかのように、ヒレが朽ちていきます。これも治癒の過程で、壊死した組織が自然と離れ、新しい組織が生まれる初期段階なのだと思います。
この尻ビレは画像以上にエグイ感じになっているのですが、尾ビレの方も重症です。尾ビレの付け根の傷が深かったためか、その先の尾ビレ下半分が壊死してきています・・・。血流が悪いのでしょう。
尾ビレの付け根は、釣った魚を絞めるときにも切れ目を入れる 血管のある位置なので、今回位置がずれているものの、好ましくない場所をやられました。
餌は食べないですが、体勢はきちっと保っています。

■2007/08/11
ピラヤの尾ビレ、尻ビレ、体表の傷 ピラヤの尾ビレ、尻ビレ、体表の傷
ケガから12日経過。
この3日前くらいから目に見えてかなり良くなって来ました。
尾びれ下半分も回復してきてますし、肉や棘条がむき出しになっていた部分も、皮膚が再生してきました。
そして餌のワカサギも食べるようになってきましたし、泳ぎに力も入ってきました。

ピラヤの尾ビレ、尻ビレ、体表の傷■2007/08/18

ケガから19日経過。
下顎の淵がなかなか治りませんが、全体的にはかなりいい感じです。
尻ビレも3分の1近く回復してきましたし、尾ビレはもう少しで全快です。
体表の傷も、まだ痕が分かるものの、ほとんど治りました。

ピラヤの尾ビレ、尻ビレ、体表の傷■2007/09/02

ケガから33日経過。
もう各ヒレや体表の傷も癒え、尻ビレの色が黒ずんでいるのが治れば完治といえるくらいになりました。

ピラヤの尾ビレ、尻ビレ、体表の傷■2007/10/20

ケガから80日後、すでに完全回復を確認。
実際は、ケガから50日くらいで完治しました。







■事例2. ピラヤの目の傷
ピラヤ目の負傷■2007/09/19

ピラヤ5号(当時30cm)が暴れた際に、右目を負傷。流木の尖った部分に当たったと思われます。角膜に小さな穴が空いて、半分くらいが擦れてしまいました。
一日経ったら、目全体が白濁しちゃいました。

ピラヤ目の負傷■2007/09/22

3日後、まだ傷はありますが、短期間でかなり回復。

ピラヤ目の負傷■2007/10/20

31日後、すでに完全回復を確認。
実際は、傷を負ってから1週間くらいで完治を確認できるでしょう。
黒目までいかなければ、かなり醜い白濁でも治ります。これは他のピラニア達の傷を負ったたくさんの経験からも自信を持って言えます。







■事例3. オニギリピラニア お尻かじり虫
■2007/11/29
オニギリピラニア お尻かじり虫 オニギリピラニア お尻かじり虫
オニギリピラニア(当時16cm)が、ピラヤ4号(当時17cm)と混泳していたときに起きた事故。
1対1の混泳でしたが、この頃は常に小赤を100匹ほど泳がせていました。この3日前はピラヤ4号が尾ビレの下を少し齧られるくらいの力関係でした。
内臓と背骨は無事なので、病気に感染しなければ命は大丈夫だと思います。 脂ビレも無事だし、背中は時間をかければ治るとおもいます。 尻ビレ付近は、、、この辺って肋骨あったっけな・・・。

オニギリピラニア お尻かじり虫■2007/12/16

17日後、大きめのプラケースで隔離。
ヒレはまだ見られませんが、徐々に回復はしてきている様子。背中部分は、食いちぎられた量が少ないので、回復が早いです。

■2008/02/19
オニギリピラニア お尻かじり虫 オニギリピラニア お尻かじり虫
ケガから80日経過。
尻ビレが再生してきています。本体の部分は完全には元に戻らないようです
水槽内のプラケースに隔離しているため、当初の想像通り餌を定期的にあげるのが結構面倒臭く、若干痩せているかもしれません。

オニギリピラニア お尻かじり虫■2008/06/30

ケガから211日経過。
バックヤードに隔離中。 あまり変化なしです。

オニギリピラニア お尻かじり虫■2008/11/20

ケガから351日経過。
もう変化はしなそうですね。撮影の角度も影響しているかもしれませんし、バックヤードで太った分、肉付きがちょっと良くなった気がしますが、完全回復にはいたりそうにありません。

しかしあのケガからここまで回復するとは、やはりピラニアはすごいですね。







■事例4. ピラヤ、これはアウト
ピラヤの負傷■2008/10/04

ピラヤ3号(当時28cm)が飼育して1年5ヶ月(21cmで飼育開始)、ついにやられてしまいました。
たぶん即死ではなかったとは思いますが、このくらいやられてたらアウトです。
生存のポイントは、背骨と内臓への損傷具合が重要なポイントだと思います。

あ〜、、思い出しても残念・・・。







■事例5. ナッテリー、体表側面大怪我 アウト
ナッテリーの負傷■2006/05/21

ジャイアントイエロー(当時18cm)と飼育していたナッテリー(当時16cm)がやられたときの姿。
生存のポイントは、背骨と内臓への損傷具合が重要なポイントといいましたが、ここまでのケガですとアウトでした。
ただ、翌日もエラ呼吸はしていましたので、即死ではありません。








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