奥さん内緒計画6

【計画6】.白点病の治療観察。の巻き

 (2005/04/04〜) 白点病治療
 別に奥さんに内緒ってわけではないですが、まぁ家庭の食材や衣類(?)を使って試したってことで、内緒計画のコンテンツとしてみました。熱帯魚飼育をしていて、飼育魚が白点病にかかった経験はありませんか??私は何度かあります。ピラニアでは白点病の経験はなく、白点病ではないですが、外傷から感染したか、または水質悪化が原因と思われる、“カビ”的なもの(白くモヤっとしたもの)の経験はあります。

 そして最近120cm水槽を立ち上げて、パイロットフィッシュとして、生餌水槽にいた金魚とドジョウとモツゴを入れているのですが、どうやら白点病に感染した魚が出てきております。そのなかでも、もっとも症状が目立つドジョウに焦点をあててみましたので、ご覧下さい。

     



 まず、白点病とは何??というところから・・・

【白点病とは】

・・・
 説明しようとしたのですが、私が説明するより下記のリンク先が最も客観的に説明されていると思ったので、下記のアドレス先のページをご覧下さい。↓↓↓

AQUARIUM FISHES http://www9.plala.or.jp/n-hiro/hakuten.html


・・・ってな病気なのです。私の経験では、(数種の淡水魚において)症状がでて即→死、というわけではなく、死ぬとしても数日〜数週間以上の期間は生き延びていました。メチレンブルー系の薬を入れて30℃程度の高水温にすれればいい話なのですが、どうしても民間療法的な手法に効果があるのか確かめたくてやってみました。鷹の爪(トウガラシ)です。

 塩(水量の1%程度の濃度)も効くといいますよね。もともと滅菌的な効果は、人間の食文化からもわかります。浸透圧の違いから病原体であるイクチオフチリウスに効きそうなイメージもあります。だからわざわざ"試す"必要が感じられないし、淡水魚自体や水草にも塩分由来のダメージがありますよね。

 そこで鷹の爪なのですが、白点病に効く!という噂をかなり聞きます。なぜ白点病に効くのでしょう。科学的根拠は何なのでしょう。私も試したことがあります、、、しかし効果はよくわかりません。みんなもなんとなく試して効果の検証さえやってないんじゃん〜?なんて思っています。画像で実際に紹介してほしいですよね。


【目的】
 鷹の爪(トウガラシ)が白点病に効くという噂を自分の目でみて、経過の画像をここで紹介する。

【使用器具】
・120cmガラス水槽、上部式フィルター、20W4灯、ヒーター200W(実験開始4日目から25℃設定で稼動)
・水(ph6.8、実験開始温度19.5℃)
・水温計(スドー)
・鷹の爪(100円shopダイソーで購入。輪切り大さじ1杯程度)
・ガーゼ

【飼育方法】
・水槽新規立ち上げ時、白点病の症状の魚が半年以上いない既存の飼育水15リットル)の追加
・水槽立ち上げから3日後に対象魚と同居魚(小赤10匹、ドジョウ10匹、モツゴ3匹、スネール5匹)を投入。
・投入前の飼育水槽の水温は120cm水槽の同じ。phは未測定。
・投入後7日で対象魚の白点病症状発見(同居魚を含め計4匹に症状目視確認)。発見後2日で実験開始。
・大さじ1杯程度の鷹の爪をガーゼで包んで上部フィルターにポイ。
・実験開始4日後、ヒーターを25℃で設定
・水換えなし。
・餌はカーニバルを指で砕いたもの、3本程度×朝夕

【経過観察】

(2005/04/06) 実験開始
 実験開始直前の画像。とくに症状が顕著なドジョウ(約12cm)に絞って観察します。症状が出てきたのは2〜3日前。光の加減で別のものに見えるかもしれませんが、一番大きいドジョウなので、間違えることはありません。このページの画像のドジョウは、すべて同一個体です。

 全身に白い物体が付いています。一つ一つが肉眼で見えるほどの大きさです。餌はカーニバルを指で砕いたものを食べています。食欲はあるようです。
 そこで、キッチンから持ち出した唐辛子。俗に言う"鷹の爪"です。いつもはパスタなどに使っていますが、そんなに減るものでもない食材(調味料)です。100円ショップにも売っています。これは輪切りで細かくなっているものです。
 赤ちゃん用のガーゼをこっそり持ち出して、ハサミで切って鷹の爪を包みます。大さじ1杯程度の量です。
 これを適当に縛って、上部フィルターの水が落下する最終パーティションにポイっと入れておきます。ちなみにこの日の水温は19℃ちょっと。ヒーターはつけていません。



(2005/04/07) 実験開始24時間くらい後
 鷹の爪を入れて約24時間後です。上の画像と比べてみてください。白い点の数が激減しております!
 こりゃぁ民間療法も捨てたもんじゃぁないなぁ、と思いました。こんなにすぐ効くなんてすごい!ちなみに水温は21℃です。ヒーターなしですが、暖かいので2℃ほど上昇しております。



(2005/04/08) 実験開始48時間くらい後
 実験開始48時間後です。同じ時間帯に写真を撮るなんて、なんて暇人なんだ。。。いや!仕事が終わって23時台にがんばって撮っているのです!そして報われた感が...白点がさらに減少。このまま完治するか!!?
 他の症状が出ていた魚たちも、症状が目立つものは減ってきました。水温は23℃弱です。



(2005/04/09) 実験開始72時間くらい後
 むむ、、、昨日まで調子が良かったのに、小さい白い点がびっしり付いてるじゃないですか!なんだなんだ!最初の症状より密度が濃い!
 よく見ると、最初の時とは違う箇所についているようです。水温は23℃。



(2005/04/12) 実験開始丸6日くらい後

 ちょっと忙しくて放っておいてしましました。水温が徐々に高くなっていた上に、30℃とかいう高温でもなかったので、あまり温度に有意差はないだろうなーと思い、ヒーターを25℃で設定しておきました。
 前回のびっしり付いていた白い点はすっかり減少していて、ポツポツと若干見える程度です。水温は25℃弱。



(2005/04/13) 実験開始丸7日くらい後

 左ヒレに1点見えますが、ほぼ完治といってよいでしょう。もう症状は見られません。水温は25℃。

【結果】  効果あり!?


【考察】
 結果としては”効果あり!?”とあいまいにしてしまいました。考察としては、今回の検証では、同一個体を鷹の爪無しで試したり、複数個体に対してじっくり観察したわけではないので、本当に鷹の爪に効果があったのか、科学的根拠として実証できるわけではないです。
 ただ今回のケースで対象魚は、上記の画像の通り症状が改善され、他の魚(金魚、ドジョウ、モツゴ)の症状も改善されました。また期間中死んだ飼育魚はなく、水草もスネールも無事です。ろ過バクテリアにどのような変化があるかわかりませんが、とりたてて見た目と臭気に変化は感じられませんでした。

 30℃前後の高温に水温を上げることが、一般に良いと言われています。それは30℃前後から病原体であるクチオフチリウスが繁殖しにくくなるのと、乖離サイクルが早まる(薬などが効くタイミングが増す)からだそうです。今回は実験開始に比べ水温が最終的に6℃上昇しましたが、最終的な温度が25℃であり、短時間に急激に上昇させたわけではないので、あまり温度の効果があったとは言いづらいかなぁ、と思います。
 また水換えを行っていないため、物理的に病原体を減らしたわけではないです。


 これらのことから今回なぜ効果があったような結果がでたかを推測すると、
   1. とうがらしの辛味成分であるカプサイチンやその他の成分に殺菌作用があった。
   2. 白点病の病原体であるクチオフチリウスが、ここにあるようなサイクルのちょうどシスト化する直前と、鷹の爪投入時期のタイミングがたまたま重なった。(症状発見2〜3日後に実験開始)


 というところでしょうか。

 唐辛子の効果がどの位の期間維持できるのか、水量に対して最も効果のある量はどのくらいなのか、顕微鏡単位で本当に効果があるのか、、、そんなところが分かると世に広められますね。どなたか後を引き継いでください。。。


 奥さん内緒計画なので1エピソードを...
 「毎日ドジョウばっかり写真撮って馬鹿じゃないの?」   ・・・優しい奥さんからの気遣いでした★





(2005/04/21) 実験開始丸15日くらい後
症状は出ていません。



とりあえず奥さん内緒計画6  






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